過去記事~丁寧なカットとは?~

「丁寧なカット」

そう言った言葉をこのところよく見かけます。

いったい何が丁寧なのか?

お客様からすると気づかい、心づかいも含めて言っていただけてるのだと思うんです。

ですが今日はあえて一般の方にはなかなかわかりにくい部分でもある美容師目線での「丁寧なカット」を紹介させていただきます。

■時間をかけるだけが丁寧では無い

10分のカットと60分のであればどちらが丁寧だと思いますか?

単純に長い時間をかけた方が丁寧な感じがしますが実はそうでも無いんです。

大切なのはその“内容” 

 

必要な事をより細かく、数ヶ月先どうなっていくかを想定しながら切っていく。

言葉で言うとどれも同じっぽく聞こえてしまうんですが、デザインだけでは無く操作性や再現性をどれだけ高く仕上げられたかが本当の丁寧なカットなのでは無いかと思うんです。

それを10分でできる人は10分でも丁寧なんです。

なかなかいませんけどね 笑

丸い頭に生えている髪の毛を直線的なハサミで切っていくわけですからより細かいパートに分けて部分部分でカットしていった方がクオリティは高いんですよ。

これに関しては美容師の「エゴ」な部分なのかもしれませんがこの細かさはしっかりと差が出ます。

髪をかきあげた時、下を向いた時などヘアスタイルの形が変わる時に出てくる毛の処理。

細かく細分化された作業だからこそ時間がかかるものなんです。

とは言ってもあまり長時間掛けられたら切られる側は疲れてしんどい!

だからこそ最大限の事を最短でする技術が必要になってくるわけですね♪

低価格のサロンさんだとなかなかカットに時間を掛けられないシステムになっているのでやりたくてもできない美容師さんも数多くいるんだと思います。

もし流れ作業や低価格のサロンのカットに疑問を持った方がいらっしゃったら一度じっくりカットしてくれるところに行ってみることをオススメします。

see you soon♪